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Football Italia
メニャンが2026年夏にフリー退団の可能性、契約延長は難航
ミランが守護神マイク・メニャンの将来的な退団を見据え、すでに後任候補の選定に動いていると『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。メニャンは2025-26シーズン終了後に契約満了を迎えるが、現時点で延長合意には至っておらず、フリーでの退団の可能性が高まりつつあるという。
メニャンは現在、契約最終年を迎えており、過去1年間にわたり延長交渉が進められてきたものの、いくつかの問題が障壁となっている模様だ。主な理由として、本人が大幅な年俸アップを求めている一方で、ミラン側は投資に慎重な姿勢を崩していない点が挙げられる。クラブは来季開幕時に31歳となる守護神に対し、ここ数か月のパフォーマンスの波や度重なる負傷を考慮し、慎重な判断を下しているという。
もし契約延長が成立しなければ、メニャンは来夏以降にフリートランスファーで退団する可能性がある。ユベントス、チェルシー、バイエルンといったビッグクラブがその動向を注視しているとされる。
後任候補はスズキ・ザイオンとアトゥボル、両者とも高評価
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ミランはすでに2名の後任候補をリストアップしている。最有力のひとりが、パルマの日本代表GKスズキ・ザイオンだ。昨夏にシント=トロイデンから約800万ユーロで加入し、セリエA昇格後も安定したパフォーマンスを披露。現在ではその市場価値が倍増していると伝えられる。
もうひとりの候補は、フライブルク所属のノア・アトゥボル。ドイツ代表にも初招集されており、将来を嘱望される23歳の若手守護神だ。評価額はスズキよりやや高く、約1800万ユーロと見積もられている。
さらに一部報道では、カリアリのエリア・カプリーレもリストアップされているとされる。ただし、移籍金はスズキやアトゥボルを上回る見込みで、現実的には優先順位が下がっているようだ。
ミランはメニャンとの交渉を続ける一方で、万が一の事態に備え、次世代の正守護神候補を水面下で検討している。ザイオン、アトゥボル、カプリーレ――いずれにしても、ロッソネリのゴールマウスを託す新たな守護神探しが静かに始まっている。



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