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ミランのラファ・レオンに停滞の兆し 6年目でも成長見られず、チームは“別れ”を選ぶのか

ミラン

(画像:GettyImages)

Calciomercato.com

6年目のシーズンでも進化なし、レオンの課題が再び浮き彫りに

セリエAで6シーズンを重ねたラファ・レオンだが、その成長曲線はむしろ下降気味だ。技術面や戦術理解における限界、そして性格的な波の激しさ――長年指摘されてきた問題は、いまだに解消されていない。ユベントス戦では2度の決定機を逃し、ミランが勝ち点2を失う要因にもなった。

今月の代表ウィークでエクアドル戦以来となるポルトガル代表復帰を果たす予定だが、クラブではその前に課題が山積している。試合後にはマッシミリアーノ・アッレグリ監督から叱責を受け、さらに元同僚アレッサンドロ・フロレンツィと現チームメイトのアドリアン・ラビオからも“厳しい言葉”が飛んだ。彼をよく知る者たちが次々と苦言を呈している事実は、もはや「レオンの集中力の問題」は単なるファンの雑談では済まされない段階に来ていることを示している。

 

才能だけでは通用しない年齢に

26歳を迎えたレオンは、もはや「若さ」で許される年齢ではない。直近2シーズンの得点数(8点、9点)はデビュー当初とほぼ変わらず、プレーの質的成長も乏しい。ラビオは「時間を無駄にする余裕はない」と指摘し、努力を怠れば“永遠の未完の大器”として記憶されるだろうと警鐘を鳴らした。

フロレンツィも「才能は疑いないが、個人プレーに依存しすぎている」と語る。かつてステファノ・ピオリ監督のもとでは、チームがレオンの特性を生かす方向で組み立てられていたが、ファンセカ、コンセイソン、アッレグリと続く指揮官たちは“チームの一員としての成熟”を求めている。だが、レオン自身の意識はそこに追いついていない。

 

ミランに迫る決断の時

このまま結果が伴わなければ、ミランが来夏にレオンを放出する可能性も否定できない。クリスチャン・プリシッチが攻撃の中心として存在感を高め、サンティアゴ・ヒメネスやクリストファー・エンクンクらがフィットしつつある中で、「レオン不在でも機能するチーム」が出来上がりつつあるからだ。

紙面上では依然として“チームのエース”とされるが、実際のピッチ上ではその影響力が薄れつつある。6年の歳月を経ても変わらぬ姿勢に、クラブ内部では“もはやこれ以上は待てない”という空気も漂う。才能を結果に結びつけられないまま時間だけが過ぎていく――それが今のラファ・レオンの現実だ。

 

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