セリエAに“イタリア人起用義務化”案浮上 選手協会が制度改革を提言

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イタリア選手協会、セリエAでイタリア人起用を義務化する新ルールを提案

イタリア選手協会(アッソカルチャトーリ)が、セリエAクラブにイタリア人選手の起用を義務づける新たなルールの導入を提言した。会長ウンベルト・カルカーニョは、現行制度では連盟にそれを強制する法的手段がなく、政治的な介入が必要になる可能性があるとの見解を示している。 

この提案が出されたタイミングは偶然ではない。イタリア代表が3大会連続でワールドカップ出場を逃したことを受け、国内サッカー界全体で構造的な問題への見直し機運が高まっている。

近年、セリエAではイタリア人選手がトップレベルで安定した出場機会を得られていないことが、大きな課題として繰り返し指摘されてきた。

その象徴的な例として挙げられているのがコモだ。セスク・ファブレガス監督の下でセリエAで躍進を見せる一方、今季ここまでイタリア人フィールドプレーヤーの出場時間はわずか1分にとどまっているという。 

「外国人排斥ではない」 カルカーニョ会長が真意を説明

カルカーニョ会長は、この提案が外国人選手への否定ではないことを強調している。

「連盟にはイタリア人選手の出場を義務づける法的手段がない。この問題については、政治ルートを通じて規制を検討してほしい。ただし、はっきりさせておきたい。これは外国人との戦いではない」

こう語った同会長は、問題の本質が外国人選手の存在そのものではなく、イタリア人選手がクラブレベルで十分な成長機会を得られていない点にあると指摘した。 

実際、ボスニア戦敗退以降、イタリアサッカー界では同様の意見が相次いでいる。才能ある若手イタリア人選手がセリエAで出場機会を失い、定期的にプレーするために下部リーグへ活躍の場を求めざるを得ない状況が問題視されている。

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