イタリアは“自分との戦い”へ 北アイルランド戦前に露呈する2つの難題

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イタリア、北アイルランド戦へ まず立ちはだかるのは“メンタルの壁”

イタリアは北アイルランドとのワールドカップ・プレーオフ準決勝を控える中で、2つの大きな課題を抱えている。ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は繰り返し「最優先はメンタル面の立て直し」と強調しており、戦術面よりもまず精神面の再構築を急ぐ構えだ。

ワールドカップ予選を再びプレーオフに回ることになったアッズーリには、不安も根強い。2018年、2022年と2大会連続でW杯出場を逃してきた歴史が、サポーターの楽観を遠ざけている。FIFAランキングと技術的な差を考えれば、北アイルランドを相手に恐れる必要はない。しかし、4年前の北マケドニア戦も同じ構図であり、支配しながらもまさかの敗退を喫した記憶は色濃く残る。

ガットゥーゾは9月に就任して以降、6試合で5勝1敗と結果は残しているものの、チームが抱える根本的な問題はまだ解決されていない。準決勝はホームで行われる見込みだが、準備期間の短さは相変わらず大きな障壁となる。

イタリアに重くのしかかるプレッシャー 決勝は敵地、負の歴史も影響

イタリアが最も向き合わなければならないのは「プレッシャー」だ。ノルウェー戦では前半の良い内容から一転、失点を機に脆くも崩れ去った姿が象徴的だった。準決勝は勝って当然という空気に包まれ、想像以上の精神的負荷がかかる。

さらに、決勝はウェールズかボスニア・ヘルツェゴビナの本拠地で行われることが確定している。特にカーディフは圧倒的なホームの後押しで知られ、イタリアの脆さを考えれば無視できない不安材料だ。

技術面ではイタリアが優位に立つが、問題は“自分たちの心”にある。ガットゥーゾが「自分たちがどれだけ強いかを理解しろ」と選手に訴え続けるのは、その不安がチーム全体を覆っているからにほかならない。

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