
(画像:GettyImages)
Football Italia
PK失敗にも動じず、アタランタが劇的勝利をつかむ
アタランタが敵地でロベルト・デ・ゼルビ率いるオリンピック・マルセイユを1-0で下し、ヨーロッパリーグで貴重な勝ち点3を手にした。試合はチャールズ・デ・ケテラーレのPK失敗で幕を開けたが、終盤にラザール・サマルジッチが決勝弾を叩き込み、激しいVAR抗議が飛び交う中で勝負を決めた。
アタランタは直近のセリエAで5試合連続ドロー、さらにウディネーゼ戦では敗戦と不振が続いていた。ヨーロッパではパリ・サンジェルマンに0-4で大敗し、クラブ・ブルージュに2-1で勝利、スラヴィア・プラハとはスコアレスドロー。今回の遠征にはスカルヴィーニとブレッシャニーニが帯同せず、デ・ルーン、コラシナツ、マルディーニらも万全ではなかった。
一方、デ・ゼルビ率いるマルセイユは、元ブライトン指揮官のもとで巻き返しを狙ったが、エメルソン・パルミエリが出場停止、コンゴドビア、ウィーア、トラオレ、バレルディ、メディナ、グイリと故障者が相次ぐ苦しい状況だった。
ルッリがPKを阻止、両チームが決定機を逃し続ける
試合は序盤からアタランタが主導権を握った。ルックマンのカットインシュートがブロックされた直後、クルストヴィッチが抜け出した場面でGKルッリが飛び出して倒し、PKを献上。だがルッリはデ・ケテラーレのキックを読み切り、指先でポスト横へと弾き出して失点を防いだ。
23分にはマルセイユのオーバメヤンがホイビュアのスルーパスに反応し、カルネセッキがクロスバー下でファインセーブ。続いてホイビュアのボレーも枠を捉えられなかった。
後半に入ってもアタランタは決定機を逃し続け、ベッラノーヴァのヘディングやルックマンのゴールもオフサイドで取り消しに。終盤にはルックマンが交代を命じられ、ピッチサイドでユリッチ監督と口論になる一幕もあった。



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