
(画像:GettyImages)
Football Italia
ユベントスのルチアーノ・スパレッティ監督は、チャンピオンズリーグ第4節・スポルティングCP戦(1-1)後に「勝ち越すに値する内容だった」と語りつつも、「この精神を持ち続ければ、多くの試合に勝てる」と前向きな姿勢を強調した。
就任からわずか10日足らず。先週末のセリエA・クレモネーゼ戦(2-1)でデビューしたばかりのスパレッティ監督にとって、この試合はユベントスでのCL初陣だった。チームは前半12分にマキシミリアーノ・アラウホのシュートで先制を許したが、34分にドゥシャン・ヴラホヴィッチが同点弾。後半は終盤まで攻勢を続けたが、決定機を生かせず今季CL初勝利はお預けとなった。
「スポルティングは非常に良いチームだ。攻撃的なサッカーを好み、ボールを保持して激しいプレッシングを仕掛けてくる」とスパレッティは試合を振り返る。
「試合の入りは難しかったが、その後は素晴らしい反応を見せ、主導権を握って3、4度の決定機を作り出した。序盤はパスを簡単に失っていたし、ビルドアップもスムーズではなかったが、全体的にはよく戦ったと思う。自信を持てるのは、個の力で違いを生み出せる選手が揃っていること。ヴラホヴィッチも非常によく走ってくれた。今後はボール循環のスピードを上げ、相手を動かせるように改善していきたい」
チームは後半にかけてやや勢いを失い、マヌエル・ロカテッリも痙攣を起こして途中交代となったが、指揮官は一定の成果を見ている。
「スポルティングのようなチームに対しては、攻めすぎるリスクもある。彼らは狭いスペースでのプレーが得意で、それがポルトガル流サッカーの特徴だ。こちらもボールを奪い返すために全力を尽くしたが、せっかく奪ってもすぐに相手へ戻してしまう場面があった。もう少し冷静な判断が必要だ」
それでもスパレッティはチームの方向性に自信を見せた。
「このチームは強い。もし今の精神を維持できれば、多くの試合で勝てると確信している」



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