ユベントス新CEOコモリが語る監督選定の基準と“データ主導”の改革方針 トルコを去った理由は「政治が多すぎた」

ユーベ

(画像:GettyImages)

Football Italia

監督選びの基準は“データ哲学”への適応 スパレッティ招へいの背景

ユベントスの新CEOに就任したダミアン・コモリが、監督選びの基準やデータ活用の哲学、そしてトルコを離れた理由について語った。52歳のフランス系イタリア人であるコモリは、Hudl主催の「Performance Insights Conference」で自身の戦略を明かしている。

就任直後の最初の大きな決断は、イゴール・テュドルの解任とルチアーノ・スパレッティの招聘だった。コモリは監督を選ぶ際、プレゼンの言葉だけでは判断しないという。

「最初の会議では、どの監督も『すべて順調だ』と話す。でも仕事が始まると『すべて問題だ』と言い出す。だから私は契約にその言葉を盛り込み、彼らが何を言ったか思い出させるようにしている。データが選手選定、セットプレー、怪我予防などあらゆる面で判断を導く。これを受け入れられないのなら、握手して終わりだ。新監督はこの哲学を受け入れなければならない」

ユベントスの“文化改革”に着手 キーワードは「勝利のDNA」

コモリはこれまでモナコ、アーセナル、トッテナム、リバプール、フェネルバフチェ、トゥールーズなどで経験を積み、2025年6月にユベントスのディレクターゼネラルとして加入した。

「私は時間の3割をクラブ文化について考えている。文化なしに結果は生まれない。ブレーズ・マテュイディやダビド・トレゼゲらに“ユベントスのDNAとは何か”と尋ねたが、返ってくる答えは同じ——『勝利』だ。文化は下から積み上げていくもので、クラブの価値を形づくるものだ」

コモリはデータ主導のプロジェクトを中心に据え、全クラブスタッフの思考を統一することを重要視する。

「トゥールーズではスタッフのメンタル状態を毎日測定し、ストレスや仕事への意欲を把握していた。非常に有益だったし、意欲のない人間は採用しないという決断にもつながった」

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