
(画像:GettyImages)
Football Italia
負傷が浮き彫りにするラツィオの現状
ラツィオは今シーズン、タティ・カステジャノスの負傷により再び苦境に立たされている。センターフォワードの彼は、本来であれば夏の移籍市場で放出される可能性があったが、補強禁止措置によりクラブは代わりの選手を獲得できず、やむなく残留させざるを得なかった。
カステジャノスの特徴は新監督マウリツィオ・サッリの戦術には必ずしも合致せず、本人も新たな経験を求めていた。しかし、クラブは移籍禁止のため補強ができず、チームは彼に依存せざるを得ない状況だった。今回の負傷で少なくとも6週間の離脱が見込まれ、ラツィオの抱える問題はさらに深刻化する形となった。
チーム編成に選択肢なし、医療スタッフも懸念
ラツィオはすでに複数の選手が長期離脱しており、今回の負傷によりサッリ監督はほとんど選択肢がない状態で戦わざるを得ない。クラブの医療スタッフは「心配していない」とコメントしているものの、現状ではファンに対して明確な説明をする責任があると見られている。
この負傷は単なる個人の問題ではなく、補強禁止や戦術適合の課題など、ラツィオ全体の構造的な問題を浮き彫りにしている。シーズン中盤に差し掛かる中で、チームは限られた戦力で厳しい戦いを強いられることになりそうだ。



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