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Football Italia
ミラン行きの噂と“ベッカム条項”とは
ソン・フンミンがミランへ渡る可能性が浮上している。ここ数日、MLSのロサンゼルスFCに所属する韓国代表FWが、1月の移籍市場でロッソネロに加わるのではないかという噂が急速に拡大している。
その背景にあるのが「ベッカム条項」。2009年と2010年、ロサンゼルス・ギャラクシー在籍時のデイビッド・ベッカムが、シーズン休止期間を利用してミランでプレーした際に用いられた特別オプションだ。
ソンの契約にも同様の条項が盛り込まれているとされ、MLSが中断する3カ月間を利用して欧州でプレーできる可能性がある。リーグ再開は2月末頃の見通しだが、正式な日程はまだ発表されていない。2026年ワールドカップへ向け、ブランクを避ける狙いも見えてくる。
ベッカム条項の概要
MLSでは、選手が契約に「休止期間中に他国リーグへレンタル移籍できる条項」を設けるケースがある。これが通称「ベッカム条項」。
各国の移籍市場のタイミングに合わせ、MLSシーズン終了から再開までの期間に短期移籍が可能となる。
過去にはベッカムがミランへ二度渡り、2008-09シーズンには交渉成立により6月まで延長滞在した。2010年はアキレス腱断裂でシーズン途中離脱となったが、制度を活用した成功例として名を残す。また2012年にはティエリ・アンリがNYレッドブルズからアーセナルへ一時復帰している。



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