
(画像:GettyImages)
それでも“決定的な存在”にはなれず
とはいえ、ラビオはユベントスで決して“決定的な男”にはなれなかった。
攻守において堅実で優雅なプレーを見せながらも、試合を一人で変えるような爆発力は限定的だった。そして、彼が在籍した5年間でクラブはスクデットを一度も奪還できず。
212試合22ゴールという数字を残したが、獲得タイトルは2019-20シーズンのスクデット1回と、2つのコッパ・イタリア、1つのスーペルコッパのみ。
ユベントスが低迷する中で、ラビオが“違いを生む存在”になり切れなかった現実もまた残った。
アッレグリ、ミランで“ラビオ再生”を再び狙う
今季、アッレグリはミランの新監督として再出発。
就任時に真っ先に求めた補強のひとりがラビオだった。戦術的バランスをもたらし、信頼できる“心臓部”として再び共に戦うためだ。
今夜、ラビオは新たなユニフォームで旧友たちの前に立つ。それは単なるリーグ戦の一試合ではない。彼にとっても、アッレグリにとっても、そしてユベントスファンにとっても――“未完の物語”の続きである。
未完の物語、閉じる夜になるか
ラビオはユベントスで“良い選手”ではあったが、“象徴”にはなれなかった。
プロフェッショナリズムと献身を見せつつも、常にどこかに「あと一歩足りない」という印象を残した。
だが今夜、彼はその物語を完結させるチャンスを手にしている。
トリノで見せきれなかった潜在能力を、ミランで、そしてアッレグリと共に証明できるのか。
その答えは、アリアンツ・スタジアムのピッチが知っている。



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