
(画像:GettyImages)
Football Italia
アッレグリ、ユベントス相手に再びアリアンツへ
ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、今夜セリエA第6節でユベントスの本拠地アリアンツ・スタジアムに乗り込む。古巣対決となるこの一戦だが、現地メディアによれば、アッレグリに対して敵意ある雰囲気は予想されていない。
アッレグリはユベントスで通算8シーズンを過ごし、最初の5年間でリーグ5連覇、コッパ・イタリア4度制覇、チャンピオンズリーグ決勝進出2回と黄金期を築いた。
2021年に復帰を果たした後は状況が一変。かつての絶対的な強さを失ったクラブで、3シーズンのうち獲得タイトルはコッパ・イタリア1度にとどまった。
逆風の中でもチームを支えた“第二期ユーベ時代”
2度目の指揮では、ピッチ外での混乱にも直面した。
2022-23シーズンには財務不正による勝ち点剥奪処分、さらにアニェッリ会長と取締役会の総辞職など、クラブ体制が大きく揺れ動いた。
その後、スポーツディレクターとしてクリスティアーノ・ジュントリが就任したが、アッレグリとは決して良好な関係ではなかったとされる。
それでも、アッレグリは困難な時期にクラブを支え、カルチョ・スキャンダル以降で最も厳しい時期といわれた時代を乗り切った。
ヨーロッパ大会出場停止、セリエAでの減点処分といった試練の中でも、チームを崩壊させることなく指揮を執り続けた点は評価されている。
サポーターからは賛否両論、それでもウルトラスは支持
アッレグリの在任期間はユベントスファンの間で意見が分かれる。
タイトルをもたらした一方で、その戦術的アプローチや保守的なスタイルには批判の声も多かった。しかし、ウルトラス(熱狂的サポーター)は一貫して彼を支持しており、今夜の凱旋試合では温かい歓迎を受ける見込みだ。



コメント