キヴ体制下で変化しているのが、ラウタロとテュラムの関係性だ。シモーネ・インザーギ時代は2トップの距離感を重視していたが、現在はラウタロにより大きな自由が与えられ、下がって組み立てに関与する場面が増えている。
「ラウタロは常に全力を尽くすキャプテンであり、リーダーだ。練習でも同じ姿勢を見せている」とコラロフは評価する。
「今日は中盤を押し上げたり、あえて下げたりしてダイヤモンドを作り、テュラムを相手DFと孤立させる狙いだった。ラウタロは動くべきタイミングと場所を理解している。先制点は、その判断力が生んだものだ」
近年、インテルにとってボローニャは鬼門だった。2024年3月以降は未勝利が続き、2025年4月のスタディオ・ダッラーラでの0-1敗戦はスクデット争いにも大きな影響を与えている。
「インテルを変えたいわけではなく、要素を付け加えたい。昨季は多くのタイトルに手が届きかけながら、わずかに逃した。トレーニングで細部を調整し、チームは正しい方向に進んでいる」とコラロフは語る。
「シーズン後半はまったく別の戦いになる。いま首位に立っている以上、そこに居続けたい。そのためには多くの努力が必要だ」
インザーギがタッチラインで叫び過ぎてインタビューを欠席することが多かったのは有名だが、キヴも同じ道を辿っているのか。
「キヴは冷静に見えるけど、本当は違う。たぶん彼の方がもっと叫んでいると思う」とコラロフは笑う。
「もっとも、インザーギの時は今ほど近くでベンチに座っていなかったから、距離の問題かもしれないけどね」
声を失っても、インテルのベンチから熱量が消えることはなさそうだ。



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