ユベントス、中盤補強に残る一筋の光 “夏の約束”がヒュルマンド獲得を後押しか

ユーベ

夏に交わされた“言葉”が希望に

それでも、ユベントスが完全にこの路線を諦めていない理由がある。それは、ヒュルマンド本人が昨夏、クラブ首脳陣に対して示した「約束」だという。報道によれば、デンマーク人MFは、ユベントスを自身のキャリアにおける重要なステップと位置づけ、機が熟せばトリノ行きを目指す意向を口にしていたとされる。

この非公式ながらも強い拘束力を持つ合意が、CEOダミアン・コモッリにとっての切り札となっている。選手の明確な意思は、ポルトガルのクラブが築く高い壁を揺さぶる材料になり得る。

鍵を握るのは選手の意思

ユベントスの戦略は明快だ。ヒュルマンドがビアンコネリ行きを強く望んでいる点を前面に押し出し、スポルティングに対して条件面での再考や、分割払いなど柔軟な交渉を迫る構えだ。

簡単な取引になるとは考えにくく、交渉は激しい駆け引きとなる見通しだが、主役である選手からの「無条件の同意」を得ている点は大きなアドバンテージとなる。このルートは引き続き注視すべき存在であり、数日前まで不可能に思われていたシナリオが、再び現実味を帯び始めている。

スパレッティ監督もまた、現代サッカーにおいて選手の意思が市場の力学を動かすことを熟知しており、その行方を静かに見守っている。

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