スパレッティ、第15節ボローニャ戦前日会見

ユーベ

ボローニャという難敵

対戦相手への評価は高い。
「質が高く、試合のルールを自分たちで決めに来るチーム。恐れがなく、こちらを彼らの望む空間へ誘導してくる。彼らの“囲い”を壊せなければ、厄介な夜になる」

現代サッカーに必要な“重さ”

パフォス戦後の変化について問われると、スパレッティは個性と総合力の重要性を説いた。
「今求められる個性とは、派手なプレーではなく、ピッチ全体を受け入れる覚悟だ。デュエル、スプリント、戻り。アタランタ、ローマ、ボローニャ、ボデ/グリムト、ジェノアも同じ。1プレーで合格点は取れるが、90分間チームの中にいなければ一流とは言えない」

立ち上がりの課題

前半の入りの悪さについては、チームプレーと個の判断の二面性を挙げた。
「想定外の個の判断が出た時、戦術や練習の話では語れない領域がある。言い訳や慢心を捨て、迷わず実行する。それが我々がここにいる理由だ」

イタリアーノへの敬意

自らをイタリアーノ監督と重ねるかと問われ、冗談を交えつつ評価した。
「40年若ければね。彼は学ぶべき点の多い、最も優れた若手指導者の一人。求められれば、誰に対しても彼を勧めてきた」

困難は想定内

現状の苦しさについても悲観はない。
「このチームが限界を超えられないとは思っていない。改善への執着こそが監督の仕事。対話を重ね、必要なら新しい道も試す」

エルカンとの対話

会見前日にもエルカンと会ったという。
「彼のメッセージは未来を見据えたもの。我々は常に勝利を考えなければならない。数学的に可能な限り、最大を目指す。それがこのクラブの在り方だ」

リトリートは行わない

今後、合宿は行わない方針を明言した。
「リトリートは場所ではなく精神状態。移動や環境の変化は、身体にも頭にも消耗を生む。正しいメンタリティを持つ集団なら不要だ。ユベントスのユニフォームを着る以上、常に“合宿中”であるべきだ」

スパレッティは、戦術や結果以上に「現代サッカーをどう生き抜くか」という思想を前面に押し出した。ボローニャ戦は、その思想がどこまでピッチで具現化されるかを測る試金石となる。

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