フィオレンティーナ崩壊危機──欧州常連が最下位転落に至った深刻要因とは

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補強の失敗と戦力の劣化が止まらない

戦力構成にも問題が山積している。

アドリ、カタルディ、ボーヴェらの退団後、その穴を埋められていない。
ファジョーリはユベントス時代からの課題を露呈し、ニコルッシ・カヴィーリアは展開力不足。ソームは序盤の輝きを失い、ジェコやピッコリも結果を出せていない。

モイーズ・キーンはそもそもチャンスが少なく、守備陣にいたってはリーグ屈指の失点数で、崩壊状態に近い。

クラブ外も混乱──会長の体調不安とスタジアム問題

クラブ外にも不安要素が続く。
ロッコ・コミッソ会長の体調不安から“クラブ売却”の噂が飛び交い、アルテミオ・フランキの改修計画は遅延。プラデ退任でファンの怒りは一時収まったものの、チーム状況は改善しない。

フィレンツェは熱狂的な“ワンクラブ都市”ゆえに、選手へ強烈な重圧がかかる環境でもある。リードを守れず勝ち点を落とす試合が続くのは、この精神的負荷も影響していると見られる。

運命を左右する“ヴェローナ戦”──勝てなければ希望を失う一戦

次節のヴェローナ戦は、すでにシーズンの行方を決めかねない一戦になっている。
勝利すれば残留ラインが視界に入るが、引き分けや敗北となればさらに奈落へ落ちることは避けられない。

“グレート・エスケープ”すら絶望的になるという声も出ている。

クラブが1月に的確な補強を行えれば巻き返しの可能性はある。しかし、今のチーム状況を見る限り、自力でこの危機を脱することは容易ではなさそうだ。

不調、停滞、混乱が重なるフィオレンティーナ。
今こそ、クラブ全体が一丸となって嵐を乗り越える術を見つけなければならない。

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