イタリアに迫る“1958年の悪夢” 北アイルランドとの再会が呼び起こす不吉な歴史

イタリア代表

Football Italia

歴史が示す不吉な前兆

アッズーリのサポーター誰もが、三度目のW杯プレーオフが過去2回の悪夢の再来にならないことを願っている。しかし、歴史が示す前兆は決して明るくない。

サッカーに詳しいイタリア人の“ノンノ”(祖父)に、今回のプレーオフで最も避けたい相手を尋ねれば、真っ先に名前が挙がるのは北アイルランドだろう。ランキング最下位の第4ポットにいたとしても、その名前を聞くだけで震え上がるほどの因縁がある。1958年W杯予選、イタリアが初めてW杯行きを逃した「ウィンザー・パークの悲劇」。あの悪夢を記憶している世代にとって、北アイルランドは特別な存在だ。

近年の北マケドニア、スウェーデンとのプレーオフ敗退がまだ生々しいが、かつては“W杯に行けなかった唯一の理由”が北アイルランドだった。それほど深い傷を残した歴史がある。

1958年「ウィンザー・パークの悲劇」

当時のチームを率いたアルフレード・フォーニ監督は、引き分けで十分な状況だったにもかかわらず攻撃的布陣を選択し、批判を浴びた。海外生まれのイタリア人選手(オリウンディ)起用も裏目に出たとの指摘もある。

そもそも当時のイタリアは、直前の対戦が“霧で主審が来られず急きょ親善試合扱い”となった「ベルファストの乱闘」で、北アイルランドの激しいフィジカルを経験済み。それでも本番で完全に呑まれ、2失点を喫して敗退。イタリア代表史上初のW杯落選という汚点を残した。

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