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Football Italia
ナポリ、ミリンコヴィッチ=サヴィッチが救うも無得点 コモに苦戦しホームでスコアレスドロー
ナポリ 0-0 コモ:マン・オブ・ザ・マッチは再び守護神ミリンコヴィッチ=サヴィッチ
ナポリはホームでコモを迎えた一戦を0-0の引き分けで終えた。勇敢に挑んだコモが勝利目前まで迫ったが、再びGKヴァンヤ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチがチームを救う形となった。PKを献上しながらも、自らそのピンチを止める圧巻のセーブを披露。Football Italiaの選出する「マン・オブ・ザ・マッチ」にも輝いた。
アン東ニオ・コンテ率いるナポリは、試合を通して主導権を握れず、内容面では明らかにコモに押し込まれる場面が多かった。ミリンコヴィッチ=サヴィッチが守備陣をよくまとめ、スコット・マクトミネイも中盤で奮闘を見せたが、攻撃陣は沈黙。デイヴィド・ネレスは左ウイングとして先発したものの、73分間のプレーでほとんど存在感を示せなかった。ドリブル突破も封じられ、空中戦でも劣勢を強いられた。
指揮官コンテは前節に続いてタッチライン際で苛立ちを見せ、ラウタロ・マルティネスとの舌戦に続く落ち着かない姿を露呈。試合内容でもチェスク・ファブレガス監督率いるコモに戦術面で後手を踏み、PKストップがなければホームでの痛恨の黒星となっていた。
一方のコモはファブレガス監督のもとで堂々たる戦いを披露。イヴァン・スモルチッチが右サイドで空中戦・対人戦ともに抜群の存在感を発揮し、守備陣を支えた。中盤のマクサンス・カケレも運動量豊富にプレッシングを続け、ナポリの組み立てを寸断。チーム全体として統率の取れたパフォーマンスを見せた。
ただし、エースのモラタには依然としてゴールが遠い。今季も未だセリエA初得点を挙げられず、この日は26分に得たPKをミリンコヴィッチ=サヴィッチに止められる苦い結果に。終盤には途中交代となり、悔しさを残した。
ファブレガス監督も感情を露わにする場面はあったが、戦術的な構築力ではコンテを上回り、チームを勇敢に戦わせた。モラタのPKが決まっていれば、結果は全く違うものになっていたと言えるだろう。
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