
(画像:GettyImages)
Football Italia
成績不振に加え、指揮官とコモリSDの溝が拡大
ユベントスがイゴール・トゥドールを解任した理由は、直近の成績不振だけではなかった。クロアチア人指揮官とダミアン・コモリSDの関係悪化も、クラブが決断に踏み切った大きな要因となった。
ユベントスは月曜、正式にトゥドール解任を発表。クラブは早くも後任探しを進めており、コモリSDはルチアーノ・スパレッティとの会談を本日予定している。
チームは9月13日以降、白星から遠ざかり、3連敗中。さらに4試合連続無得点と深刻な状況が続いていた。
当然ながら結果は重視されたものの、舞台裏では指揮官との関係に亀裂が生じていた。
補強方針の食い違い
今夏の移籍市場での動きが両者の溝を広げた。トゥドールが求めた中盤の補強は実現せず、代わりに締め切り直前でロイス・オペンダとエドン・ジェグロヴァというアタッカー2名を獲得。
さらに、クラブワールドカップで好パフォーマンスを見せていたアルベルト・コスタの残留を希望していたにもかかわらず、ユベントスはジョアン・マリオとの入れ替えを選択。ジョアン・マリオは加入後、公式戦330分の出場にとどまっている。
パフォーマンス部門の新設にも反発
9月には、元アーセナルおよびリバプールのスタッフであるダレン・バージェスが新たにパフォーマンス部門のディレクターに就任。
クラブは「選手育成とパフォーマンス向上の中心的役割を担う」と発表したが、トゥドールは歓迎ムードとは程遠かった。
「まだクラブに来ていない紳士について話すことはない」とコメントするなど、距離感を露わにしていた。
さらに、戦術介入も不満を深めた。『トゥットスポルト』によると、クラブ幹部は4バック採用を提案。これは指揮官の領域に踏み込む行為と受け取られ、関係修復は進まなかった。



コメント