
(画像:GettyImages)
ナポリは負傷者に苦しみ、今季2度目の黒星。古巣対決となったジョバンニ・シメオネの一撃とVARの判定が、試合を決定づけた。
この日のナポリはスコット・マクトミネイ、ラスムス・ホイルンド、スタニスラフ・ロボツカ、アミル・ラフマニ、ロメル・ルカク、ニキータ・コンティーニを欠き、さらにマッテオ・ポリターノとアレッサンドロ・ブオンジョルノも万全ではなかった。そのため、ビリー・ギルモア、フアン・ジェズス、ロレンツォ・ルッカ、ダヴィド・ネレスがスタメンに入った。
一方トリノは、ザカリア・アブフラル、ティノ・アンジョリン、イヴァン・イリッチ、ザノス・サヴァ、ペール・シューアースを欠場。アルディアン・イスマイリはベンチスタートとなった。シメオネとヴァンヤ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチはそれぞれ古巣との対戦に臨んだ。
トリノは15分、ヴラシッチのシュートが元チームメイトのミリンコヴィッチ=サヴィッチを抜くも、惜しくもポストを叩いて先制ならず。
その後、ケヴィン・デ・ブライネのFKがイスラエルを脅かし、さらにペデルセンのミスから放ったカーブシュートもわずかに外れた。
6ヤード付近でオリヴェラが決定的なクロスに触れられず、逆にトリノが先制に成功する。
ギルモアのミスを突いたシメオネがオフサイドラインを破り、ディ・ロレンツォとミリンコヴィッチ=サヴィッチをかわして角度のない位置から右足で流し込む。
古巣相手のゴールに、シメオネは申し訳なさそうに手を挙げて謝罪。かつてナポリ退団後に「何時間も泣いた」と明かしていた彼にとって、特別な瞬間となった。



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