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トナーリ、将来的なセリエA復帰を否定せず ミラン愛は今も胸に

ミラン


(画像:GettyImages)

Football Italia

ミラン愛に生きるトナーリ、「イタリア復帰の可能性はある」

ニューカッスルのサンドロ・トナーリが、将来的なセリエA復帰の可能性を否定しなかった。イタリア代表の活動中に語ったもので、かつての愛するミランへの思いが今も色濃く残っていることを明かした。

「何が起こるかなんて誰にも分からない。イタリア復帰の可能性はある。今はニューカッスルでバランスを見つけたけれど、セリエAはどんどん魅力的になっている」とトナーリはコメント。2023年夏にミランからニューカッスルへ移籍したが、イタリアへの扉は閉じていないと強調した。

 

代理人リソとミラノで接触 ユベントスも動向注視

Goal.comによると、トナーリは最近ミラノで代理人ベッペ・リソと面会。将来的な帰還の可能性について意見を交わしたという。夏にはユベントスが具体的な関心を示していたが、財政的な制約もあり、交渉には至らなかった。トナーリは依然としてユベントスの補強リスト上位に名を残しているが、本人の心はミランにある。

 

幼少期からのロッソネリ愛、減給を受け入れて残留

トナーリのミラン愛は幼少期から始まっている。11歳の頃にはサンタ・ルチアへの手紙で「ミランのユニフォームが欲しい」と願ったという。2020年、念願の移籍が実現。背番号8を身にまとい、憧れのジェンナーロ・ガットゥーゾの系譜を継いだ。

初年度のローン終了後、完全移籍の際には年俸を一部カットしてまで残留を希望。その姿勢はクラブとファンの心を掴み、「真のミラニスタ」として愛された。

 

ニューカッスルでの挑戦と再評価

ミランで3シーズンを過ごし、スクデット獲得の主力として輝いたのち、2023年夏にニューカッスルへ移籍。移籍金は5900万ユーロ+将来売却時の10%で、年俸は700万ユーロ+ボーナス2百万ユーロという破格の条件だった。しかし、直後に発覚した賭博問題で10か月の出場停止処分を受け、2023/24シーズンは棒に振った。

2024年8月に復帰して以降はプレミアリーグで存在感を発揮。ポール・スコールズから「プレミアリーグ最高のMF」と評されるまでに評価を高め、現在の市場価値は7000万ユーロに達する。

 

再会の可能性は残るが、現実は厳しい

トナーリが再びミランのユニフォームを着る可能性は、現時点では低い。高額な契約と評価額が壁となるからだ。それでも、本人の中でロッソネリへの愛情は消えていない。

「ミランは僕の人生の一部」と周囲に語るトナーリ。まだ25歳の若さであり、キャリアのピークはこれから。将来的に彼が再びサン・シーロに戻る日が来るのか――その可能性は決してゼロではない。

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