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オシメン移籍疑惑、ナポリとリール関係者もリスク認識 WhatsApp証拠で偽装会計捜査

ナポリ

(画像:GettyImages)

Football Italia

オシメン70億円移籍、関係者がリスク認識

2020年夏のヴィクター・オシメンのナポリ移籍(総額約7000万ユーロ)を巡る調査で、ナポリとリールの関係者が当時の取引リスクを認識していたことが明らかになった。

イタリア紙ラ・レプブリカは、関係者間のWhatsAppチャットの抜粋を公開。これらは偽装会計の容疑で裁判を求める捜査の基礎資料となっている。リールはオシメンを実質5000万ユーロでナポリに売却する提案を行ったが、追加の選手移籍による2000万ユーロの“架空移籍金”を加えて契約を形成していた。

対象となったのはオレスティス・カルネジスとユース選手3名(ルイジ・リグオリとクラウディオ・マンツィ各400万ユーロ、チーロ・パルミエリ700万ユーロ)で、実際にはリールでプレーせずに下位リーグへ貸し出され、最終的に契約解除となっている。

 

ナポリ幹部も危険性を認識

ナポリのディレクター、クリスティアーノ・ジュントリとゼネラルマネージャーのアンドレア・キアヴェッリも、この取引が危険をはらむことを把握していた。2020年7月17日のチャットで、キアヴェッリはジュントリに向け「送信するよう指示されたが、受け入れられなければ、盗みに頼らざるを得ない」と記している。

さらにジュントリは「まずアウレリオ(ナポリ会長)と話さなければ」と付け加え、アシスタントのジュゼッペ・ポンピリオから「心理的テロだ」と返信されるなど、内部で取引構造への懸念が交わされていた。

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