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Football Italia
ラツィオ、トリノと壮絶ドロー カンチェリエリ2発も後半に乱戦、カタルディのPK弾で辛くも引き分け
カンチェリエリの2ゴールで逆転も、終盤の混乱でドロー決着
セリエA第6節、ラツィオはスタディオ・オリンピコでトリノと対戦し、激闘の末に3-3のドローに終わった。
マッテオ・カンチェリエリの2ゴールで一時逆転に成功したものの、終盤の混乱とVAR判定を経て、アディショナルタイム103分にダニーロ・カタルディがPKを決めて辛くも勝点1を拾った。
ラツィオは危機的状況で試合に臨んだ。マッテオ・ゲンドゥージが出場停止、アダム・マルシッチ、ニコロ・ロヴェッラ、デレ=バシル、マッティア・ザッカーニら計8名が負傷欠場。特にザッカーニは試合当日に離脱が決まり、代表戦も欠場する見込みだ。
試合は序盤から波乱の展開となった。前半11分、右サイドからのクロスに対し、ラツィオGKイヴァン・プロヴェデルが中途半端な対応を見せ、こぼれ球をジョヴァンニ・シメオネが押し込んでトリノが先制。
しかしラツィオはすぐに反撃。20分、プロヴェデルが直前にエンゴンゲの決定機を防いだ流れから、カンチェリエリが左サイドを突破し、カットインから左足でゴール右隅に流し込んだ。
さらに36分、再びカンチェリエリがラザロを振り切ってエリア内へ侵入、左足でゴールを決めて逆転に成功した。これで今季3点目となった。
後半に入るとトリノが主導権を握る。交代で投入されたニルス・ンクンクとシェ・アダムズが流れを変え、73分にはアダムズが今季初ゴールを決めて同点に。
勢いに乗ったトリノはアディショナルタイムに突入しても攻め手を緩めず、コーナーキックからサウル・ココがヘディングを叩き込み、逆転弾を奪った。
しかし試合はこれで終わらなかった。わずか数十秒後、ココがティジャニ・ノスリンを倒すファウルを犯すも主審ピッチニーニは見逃し。これにラツィオ選手が激怒し、小競り合いが発生。VAR確認の末、明確なPKが与えられた。
カタルディはキャリア初のPKを103分に沈め、試合は3-3の劇的なドローで幕を閉じた。
試合結果
ラツィオ 3-3 トリノ
得点:シメオネ(11分/ト)、カンチェリエリ(20分・36分/ラ)、アダムズ(73分/ト)、ココ(90+3分/ト)、カタルディ(90+13分/PK/ラ)



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