ユベントス、技術と個性の限界が浮き彫りに 正真正銘の“9番不在”がトゥドルを追い込む

ユーベ

(画像:GettyImages)

ヴラホヴィッチは“クラブの資産”ではない

オペンダとダヴィドはユベントスの将来を担う資産だが、ヴラホヴィッチは違う。契約が残り少なく、トゥドルやキエッリーニらの仲介によってようやく緊張状態が保たれているにすぎない。

トゥドルは「ヴラホヴィッチはこれまで以上に真剣に練習に取り組んでいる」と称えたが、その裏には「以前はそうではなかった」という暗示もある。

いずれにしても、カナダ人とセルビア人、どちらもまだ期待に応えきれていない。7試合という短い期間で結論を出すのは早計だが、ミラン戦とレアル・マドリー戦が“真の試金石”となる。
大一番では、結果を残せる者こそがピッチに立つべきだ。

 

チームの脆さが露呈、トゥドルの重圧は続く

開幕時のまとまりは影を潜め、今のユベントスは再び分断されたチームに見える。技術面でもメンタル面でも限界が浮き彫りになり、その責任はまたしても監督に向けられている。

トゥドルは、出場機会の少ない選手も含め、全員をチームにとどめようと努力しているが、その中には今季不振のコープマイネルスも含まれる。

2週間前、インテル戦とボルシア戦の後には「より軽やかなボール回し」「試合の主導権」を求める声が高まった。
その要求はいまも変わらない。トゥドルに猶予を与えるべきだという意見は根強いが、ヴェローナ、アタランタ、ビジャレアル戦での3連続ドローは、チームの「半分だけ良い」姿を映し出している。前半か後半、どちらかしか機能しない。つまり、チームが“半分だけ”なのだ。

 

過去の幻影と、現実の重み

昨季の矛盾した戦いの構造的な問題は解決されていない。ヴェローナ戦の不可解な判定がなければ、ユベントスは首位に立っていた可能性もある。
だが、アルレグリという“現実主義者の象徴”を相手にするこの週末、その幻想は打ち砕かれるかもしれない。

ライプツィヒでの3-2が希望に満ちていたように、今の順位もまた錯覚である可能性がある。
トゥドルは改革のただ中で奮闘しているが、その道のりは険しい。クラブの混乱が続く限り、誰が指揮を執っても同じ壁にぶつかるだろう。

コメント