ガットゥーゾ、ユベントス撃破でラツィオ躍進を確信「一戦ずつ戦えば驚きを起こせる」

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戦術面でも進化、守備ではユベントスを6度オフサイドに

今季のラツィオは、コッパ・イタリアで早期敗退を喫したうえ、移籍市場でも補強に苦労するなど、決して順調な船出ではなかった。それでもガットゥーゾ監督の下でチームは立て直され、ユベントス戦では戦術面の進歩も明確に表れた。

攻撃ではサイドの選手を複数人で囲む形を作り、スパレッティ監督率いるユベントスの守備を攻略。一方、守備でも連動した動きによって相手を6度オフサイドに追い込んだ。

ガットゥーゾ監督は、まだ改善の余地があることも認めている。

「前半はもっと良いプレーができたはずだ。ロマーノはアライベコビッチに対して、もっと積極的に対応できたし、ベラヒヤネも両サイドバックと連係して、もっと幅を作ることができた」

「ラツィオは常にプレスをかけるチームだ。我々はマンツーマンで戦うことを恐れていない。ただ、ミラン戦やヴェネツィア戦では試合を支配しながら、途中で勢いを失ってしまったことが気がかりだった」

「だからこそ、今回は進歩したと感じている。我々は極端なところがあり、まだリードをコントロールする成熟度が足りない。今回の成功につながったのは、最後まで激しく戦い続けたからだ」

選手との向き合い方も変化「簡単には諦めさせない」

試合後、プロヴストゴーはラツィオの練習場フォルメッロで感じた雰囲気やチームの一体感について、これまで経験したことがないほど素晴らしいと語った。

そのような環境をどのように作り上げたのか問われたガットゥーゾ監督は、自身の指導者としての変化を明かした。

「以前は、もう監督をやりたくないと思っていた。自分自身が選手だったからこそ、ある種の態度を見るたびに腹が立ち、家に帰っても気分が悪くなっていたんだ」

「自分自身を変える努力をした。絶対に譲れないことは2つか3つあるが、それ以外は選手たちの意見にも耳を傾けるし、以前ほど怒らなくなった。今の選手たちはスマートフォンやデバイスに囲まれて生活している。それも受け入れなければならない」

「譲れない部分については、選手たちにも従ってもらう。それが秘訣だと思う。海外での経験を通じて、異なる考え方や個性についても学んだ。練習中に選手たちと話し合い、それぞれが自分の力を最大限に発揮できる環境を整えようとしている」

さらに、現代の選手は技術的に進化している一方で、困難に直面した際に諦めやすい傾向があると指摘した。

「今の選手たちは、私が現役だった頃よりも進化している。ただ、少し困難に直面しただけで諦めてしまう傾向がある。そうならないように、適切なトレーニングと回復の重要性を伝え、簡単に諦めないようにしなければならない」

なお、ラツィオのサポーターはクラウディオ・ロティート会長への抗議として、長期間にわたりホームゲームの観戦をボイコットしている。今回のトリノ遠征は、ウルトラスの大勢のサポーターとともに勝利を祝う貴重な機会にもなった。

管理人のひと言

資金面で制約があるなか、ガットゥーゾ監督がチームの一体感を作り上げている点は見逃せません。ユベントス戦では結果だけでなく、攻守両面で組織的な強さを見せました。まだリードを管理する課題はあるようですが、勝ち点19で首位争いに加わるラツィオは、今季のセリエAを面白くする存在になりそうです。

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