一方で、結果だけで評価が大きく変わる現状にも疑問を呈した。
「もしキーンが決めていれば、今頃は“イタリアは素晴らしい”という話になっていただろう」
その上で、世論の極端な振れ幅に冷静さを求めた。
「こうした評価の揺れには、もう少しバランスが必要だ。代表に来る前は簡単に見えるかもしれないが、実際にその場に立てば苦しむこともある。それがあの立場の重みだ」
チーム自体を全面的に否定する必要はないとも強調している。
「我々はノルウェー戦を除けばすべて勝っていた。非常に重い状況だったが、それだけで世界最悪のチームになったわけではない」
また、セリエAにおけるイタリア人若手選手の出場機会についても危機感を示した。
「ウディネーゼ対コモのピッチに立っていた33人のうち、イタリア人はわずか2人だった。これは根本的な問題だ。我々は自国の才能を守らなければならない」
一部サポーターから挙がっている“イタリア人選手の最低出場枠”については、現実的な難しさも指摘した。
「例えば各クラブでU-19の選手を1人必ず使うとする。では、そのために4人を登録しておく必要があるのか。そして実際に誰が育つのか。ユベントスからは出てこないかもしれないし、クレモネーゼから1人出てくるかもしれない」
最後に、ガットゥーゾ政権下の代表に一定の評価を与えた。
「我々の代表は強い。ガットゥーゾの下でもそれを示していたし、彼は正しい選択をしていたと思う」
敗退の原因は紙一重の出来事だったと結論づけている。
「こうした出来事が結果を左右しただけだ。今の我々が世界最悪というわけではない。試合の解釈、そして細かな局面こそが違いを生む。フットボールはそういうスポーツだ」



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