コッリーナ氏がVAR改革を説明 W杯へ向け判定ルールに大幅変更

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さらにワールドカップでは、交代時に退く選手に対し“10秒以内にピッチを離れる”という新ルールも導入される。制限時間内に退場しなければ、交代選手は次のプレー停止、もしくは1分間のプレー経過まで投入できない。

「すでに最も近い位置から退場する措置は取ってきた。時間制限はイエローカードよりも効果的な抑止策だ。カードは時に“取引”のように見られてしまうことがある。MLSでの近年の結果を見ても、この措置は機能している」と説明した。

大きな変更点の一つが、VARが2枚目の警告による退場にも介入可能になる点だ。これまでは一発退場のみが対象だった。

わずか2週間前のセリエA、インテル対ユベントスの“デルビー・ディターリア”では、ユベントスのピエール・カルルが2枚目の警告で退場となったが、主審のフェデリコ・ラ・ペンナはVARレビューを行うことができなかった。今回の改正により、今後はこのようなケースでも介入が可能となる。

「2016年にVARの試験導入を決めた当時、テクノロジーはまったく異なっていた」とコッリーナ氏は振り返る。「プロトコルはゼロから作られ、ラグビーなど他競技を参考にした。当時はビデオ審判の経験もなかった。だが、今は状況がまったく違う」

「数年前から議論はしてきたが、優先事項と見なされなかったのは残念だ」とも述べた。

さらに、これまで対象外だったコーナーキック判定もVARレビューが可能になる。

「コーナーキックは再開までに必ず時間がかかる。センターバックが上がり、キッカーがピッチを横断することも多い。その間に映像を確認すれば、誤審だと分かる場合もある」

「誤った判定のままコーナーを続け、得点が生まれないことを祈るのが正しいのか。最初の判定を修正し、再開を遅らせる方がはるかに合理的だ」と改革の意義を強調した。

2026年ワールドカップを前に、判定を巡る環境は大きな転換点を迎えようとしている。

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