マロッタが審判問題でFIGCに苦言 グラヴィーナ会長は“プロ化改革”を計画

インテル

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Football Italia

FIGC会議で緊張走る マロッタがロッキ審判部長に直言

セリエAクラブと審判団の間にくすぶる緊張が、ローマで行われたFIGC(イタリアサッカー連盟)の会合でついに表面化した。
『コリエーレ・デッロ・スポルト』によると、インテル会長ジュゼッペ・マロッタが会議中に審判部長ジャンルカ・ロッキに対して発言し、会場の空気を一変させたという。

マロッタは「何が改善に必要なのか? 我々クラブは協力する準備がある」と問いかけ、審判体制の不透明さに言及。
これに対し、ロッキはFIGC会長ガブリエレ・グラヴィーナの存在を意識しながら、意味深な回答を返した。

「審判たちに毎週会える環境が必要だ。今は3週間に一度しか会えない。心理的サポートも含め、常に寄り添うスタッフが必要だ――特にVAR担当にはね」

グラヴィーナ会長、審判制度の“独立化”を計画

グラヴィーナ会長はこの場で、イタリア審判団の“プロフェッショナル化”構想を改めて強調した。
セリエAとBの審判を、イングランドのPGMOL(Professional Game Match Officials Limited)のような独立機関に再編する案を検討しているという。

この改革案では、トップ審判への報酬体系やトレーニング体制の見直しを行い、より安定したパフォーマンスを確保することが狙いとされている。

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VAR精度の低下も議題に ロッキ「誤審は認める」

会議ではVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を巡る論争についても議題に上がった。
ロッキは「VARは提案する立場に過ぎず、最終判断は主審が下す」と前置きしつつ、「確かにミスはあった」と認めた。

さらに、昨季90%を誇ったVAR判定の正確性が、今月は82%にまで落ち込んでいることを明らかにした。
この数値が示すように、技術的進歩だけでなく“人の判断”の質が問われる時代に入っている。

マロッタの発言は、クラブ側の不満を代弁するものでもあり、グラヴィーナの改革構想が実現するかどうかが、今後のイタリアサッカー界における焦点となりそうだ。

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