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JuventusNews24
スパレッティ初陣の象徴、“左ブラッチェット”起用の真意
ルチアーノ・スパレッティ体制となったユベントスが、クレモネーゼを2-1で下して白星発進した。この初陣で最も注目を集めたのが、テウン・コープマイネルスの意外なポジション変更だ。オランダ代表MFは、3バックの左センターバック、いわゆる“左ブラッチェット”として起用された。
この大胆な試みについて、元ユベントス監督のファビオ・カペッロが『Sky Calcio Club』で見解を語った。名将によれば、スパレッティの狙いは守備ではなく、より攻撃的な発想にあるという。
「守備ではなく、攻撃で違いを作る」
「コープマイネルスを左のブラッチェットに?面白いアイデアだ。守備のためというより、ボールを持った時に彼が一枚上の存在になれる。普通のディフェンダーにはできないことをやれるんだ」とカペッロは指摘する。
「彼は前に出た時に何をすべきか分かっている。守備力はまあまあだが、攻撃面ではチームに驚きを与えられる。」
カペッロの分析は明快だ。コープマイネルスの守備は専門職のDFに比べれば脆さもあるが、ビルドアップやオーバーラップでチームに質的な上積みをもたらす――その点をスパレッティは見逃さなかったという。



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