
(画像:GettyImages)
Football Italia
「トゥドールだけの責任ではない」
ユベントスの不振を理由にイゴール・トゥドールが解任された件について、ファビオ・カペッロは「彼一人の責任ではない」と擁護し、ルチアーノ・スパレッティの招聘を支持した。
ユベントスは3連敗を含む8戦未勝利を受け、月曜にトゥドールの解任を発表した。
「ユベントスで8試合勝利なし、3連敗は重い。ただ責任は監督だけにあるわけではない」とカペッロは『ガゼッタ』に語る。
「昨夏、クラブは他の監督にも手を伸ばしていた。信頼は中途半端で、契約延長も遅かった。選手はその空気を敏感に察し、言い訳を探すようになる。問題はトゥドールが本当に自分のチームを作れたのか、それとも別の誰かに作らされたのかという点だ」
さらに「クラブの実権は一体誰にあるのか」と疑問も呈した。
キエッリーニ不在の影響も指摘
「キエッリーニのような存在が、チームのすぐそばに必要だ。ミランがスクデットを獲った時のマルディーニのように。ただ、キエッリーニは政治的・組織的な役割で忙しそうだ」と続けた。
トゥドールはダミアン・コモリSDとの関係悪化や、審判批判などのコミュニケーション面も疑問視されていたが、カペッロはその姿勢に理解を示した。
「彼の発信の仕方は好きだ。トップクラスの選手がいないことを指摘していたが、正しい。今のセリエAではスター選手が集まらない。大きなクラブでもプレッシャーに耐えられない補強選手に頼らなくてはならない」



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