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Football Italia
ユベントスの新スポーツディレクター候補に浮上したオットリーニ
ユベントスが次期スポーツディレクターとして注目しているのは、現在ジェノアで同職を務めるマルコ・オットリーニだ。複数の報道によれば、45歳のオットリーニは現時点で最有力候補と見られている。
では、この“グリフォーネ”の実力派ディレクターはどのような経歴を持ち、これまでにどんな実績を残してきたのか。
スカウト出身の経営者、ベルギーからユベントスへ
ブレシア出身のオットリーニは、もともとプロサッカー選手としてキャリアをスタートさせた。1993年にブレシアの下部組織に加入し、2002年までトップチームに在籍。その後は現役を退き、ヴェローナ大学で外国語文学の学位を取得している。
在学中にはベルギーサッカー協会でインターンとして勤務し、これがサッカー経営の世界に踏み出すきっかけとなった。
以降、代理人やコンサルタントとして10年以上の経験を積み、2015年にベルギーの名門アンデルレヒトに国際スカウトとして入団。2018年までの約3年間で国際的な人脈を築いた。
ユベントスでの経験を経てジェノアへ――初のSD就任で昇格を実現
2018年にユベントス入りを果たしたオットリーニは、スカウトとしてチーム編成に関わり、2021年にはローンマネージャーへ昇格。クラブが保有する多数のレンタル選手の管理を担当した。
その手腕が評価され、2022-23シーズン開幕時にジェノアのスポーツディレクターへ就任。当時セリエBに降格していたクラブを、わずか1年でセリエA復帰へと導いた。
復帰後もチームを安定的に中位へ定着させ、2023-24シーズンは11位、2024-25シーズンは13位でフィニッシュ。ジェノアを昇格組から“中堅クラブ”へと引き上げた実績を残している。



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