Sempre Milan
ベンフィカ戦で露呈したミランの問題
シーズン序盤には一定の前向きな要素も見られていたミランだが、ベンフィカ戦を境に状況が一変した。
サン・シーロで0-2の敗戦を喫したことで、チームが抱えていた課題が一気に表面化。『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、ヨーロッパリーグ初戦の敗戦後、ミランの周囲に「嫌な空気」が漂い始めていると報じている。
就任からまだ2カ月ほどしか経っていないルベン・アモリム監督だが、すでに自身の描くチームを完成させる時間を十分に得られない可能性まで意識しているような発言が出ている。
「失敗するなら大きく失敗したい」
その中でも大きな反響を呼んだのが、アモリム監督の試合前後の発言だ。
「もし失敗しなければならないのなら、大きく失敗したほうがいい」
この言葉には、自分が信じる戦術や考え方を曲げるくらいなら、その信念を貫いたうえで結果を受け入れるというニュアンスが含まれている。
アモリム監督はマンチェスター・ユナイテッド時代にも、システム変更を求められた際に「ローマ教皇に言われてもシステムを変えない」という趣旨の発言をしていた。
新監督として就任してわずか2カ月の段階で、自ら「失敗」という言葉を口にしていることについて、『ガゼッタ』は異例の早さだと指摘している。
「補強は10点満点」と「自分に合わない選手」の矛盾
さらに注目されているのが、アモリム監督による今夏の補強への評価だ。
ベンフィカ戦を前に、指揮官は現在のミランについて「このチームは自分のプレースタイルに合っていないのか」と問われると、「部分的にはそうです」と回答した。
「完璧な特徴を持った選手が揃っているわけではありません。新しいクラブに来て、すべてが準備されているというのは不可能です」
ところが、わずか2週間前には今夏の移籍市場について「10点満点」と評価していた。
つまり、「完璧な補強だった」と評価する一方で、「自分のスタイルに完全には合っていない」とも話していることになる。



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