トモリは全盛期の水準を取り戻し、パブロヴィッチは指揮官の薫陶の下で新たな段階へと進化。守備面の向上だけでなく、チーム内でも存在感を高めている。デ・ウィンテルも当初はサン・シーロでのプレーに苦しんだが、ここ数週間で安定感を増し、質の高いパフォーマンスを披露。今ではティアウの後継者として十分な評価を得ている。
とはいえ、課題が皆無というわけではない。センターバック4枚でバック4を回すのはリスクが伴う。まして3枠を4人で争う状況では負担は大きい。アッレグリが追加のDF補強を求めてきたのも当然の流れだ。報道によれば、夏に向けた補強の意向はすでにクラブへ伝えられている。
守備は確かに焦点だが、大規模な再編は必要ない。経験豊富な人材を1人、あるいは2人加えることで盤石さはさらに増すはずだ。
むしろスクデット争いを見据えた場合、最大の課題は得点力にある。守備はすでに十分な土台を築いている。新たな基礎工事ではなく、既存の柱を支える補強こそが求められている。
近年とは異なり、守備はもはや懸念材料ではない。ミランは静かに、しかし確実に堅守のチームへと変貌を遂げている。



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