責められるとすればカンビアーゾのみ
ザッザローニは、唯一ブーイングの対象になり得た選手として、アンドレア・カンビアーゾの名を挙げた。失点につながった不用意な横パスが、その理由だという。
「自由なスタジアムで、自由にブーイングをする? 理解しがたい。あるとすれば、バンダのゴールを招いたあの横パスのカンビアーゾに向けられるべきだった。それ以上でも以下でもない」
実際、後半開始から5分も経たないうちに、ブーイングは拍手へと変わった。「ユベントスの明確な優位性は、完全ではないにせよ報われた。このチームには、今までとは違う顔、違う中身がある」と評価する。
「今季初めて、試合に勝てそうだと感じさせるチームを見た。例えばピサ戦で見せた姿とはまったく違う」
一方で、「後半は自ら試合を難しくした」とも指摘する。「試合を決めようとする焦りが、ディ・フランチェスコの空中戦に強い守備陣に簡単に処理されるクロスの量産につながった。デイビッドのミス、そしてユルディズのポスト直撃もあった」
アリアンツの重苦しい空気の正体
とはいえ、スタンドの反応が必ずしも一人の選手や指揮官に向けられたものではない、という見方もある。ここ6年間、ユベントスは好機を逃し、最終的には平凡な結果に落ち着くシーズンを繰り返してきた。加えて、歴代フロントによるプロジェクトへの不信感も、サポーターの間に蓄積している。
そのため、アリアンツで鳴り響いたブーイングは、特定の選手やスパレッティ監督個人に向けられたものではなく、長年積み重なったフラストレーションの噴出に近い。評価されている指揮官の仕事とは別次元で、忍耐を失いつつあるファン心理が、厳しい空気を生み出していると言えそうだ。



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