Sempre Milan
トリノ戦でベンチに座ったのは、出場停止中のマッシミリアーノ・アッレグリではなく、右腕のマルコ・ランドゥッチだった。そしてランドゥッチは、ミラン指揮時の“100%勝率”を維持する形となった。
アッレグリはラツィオ戦での退場処分によりベンチ入りできなかったものの、スタンドから激しく指示を送る姿が注目を集めた。序盤の内容を見れば、それも無理はない。ミランは低調で、2失点という結果がそのままパフォーマンスを物語っていた。
しかし、アドリアン・ラビオの豪快ミドルとクリスティアン・プリシッチの途中出場からの2発で試合をひっくり返し、首位に返り咲いた。
ランドゥッチ、試合後に語る「落ち着かせ、動かし、引き上げた」
試合後、ランドゥッチはミランニュースに対し、逆転勝利の舞台裏を明かした。
―ハーフタイムに何が起きていたのか?
「大した話し合いはしていない。やるべき“仕事”があっただけだ。選手たちを落ち着かせたのは私だけでなくスタッフ全員。冷静にし、戦術面で数点変更した。ラビオとロフタスの動きを変え、エンクンクの背後での立ち位置を調整した。
そこからクオリティを引き上げ、試合をひっくり返せた。このチームの団結力は本当に素晴らしい」
―アッレグリは終了1分前に姿を消したが?
「誰かに呼ばれたのかもしれない。私はまだ会っていないが、勝利を喜んでいるのは間違いない。そして、ミスについてもしっかり振り返るだろう。前半は“半端な入り方”だった」
―この勝利がチームにもたらすものは?
「苦しんで勝つ試合ほど美しいものはない。明日は休み、その後はサッスオーロ戦へ切り替える。気を抜ける相手は一つもないが、このチームには謙虚さがある」
ランドゥッチは、試合を決めたプリシッチについても言及した。
「プリシッチは数日前まで39度の熱があった。それでも今日の勝利の鍵を握った」
最高の“グループ”は勝者になれるか?
アッレグリが「キャリア最高のグループ」と称したことについて問われると、ランドゥッチはこう答えた。
「我々はこれまでにも素晴らしいグループを率いてきた。その発言には少し批判も受けた。しかし、最終的に試合を決めるのは“強い選手”だ。
今のチームは献身性があり、働く意欲にあふれている。プレシーズンでは厳しい遠征もあったが、誰一人として不満を言わなかった。
どこへ行っても前向きな雰囲気をつくれること、それが我々の強みだ。すべての出来事からポジティブさを見出そうとしている」
逆転勝利の裏で光ったのは、冷静な修正力、強固な結束、そしてプリシッチの勝負強さだった。ミランの勢いは、ここからさらに加速しそうだ。



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