アダーニが分析 インテル勢がイタリア代表で輝けなかった理由「クラブとは別世界」

インテル

アダーニは、この“クラブと代表のギャップ”について次のように語っている。

「ある選手たちはクラブにいる時の方が、より集中してプレーできる。自分がひとつのプロジェクトの一部であると感じられるからだ」

さらに、クラブと代表を取り巻く環境の違いを指摘した。

「リーグレベルでは、連盟との距離がかなりある。選手たちは代表活動に向かい、クラブへ戻れば、自分たちを守ってくれる場所がある。ファンに支えられ、日常的なリーグの環境の中で、より自分を保ちやすい」

一方で、代表では毎回リセットが求められると分析する。

「代表ではすべてをリセットしなければならない。本来ならアズーリに対して無条件の愛情を持つべきだが、それが簡単ではない時もある」

そして、対戦相手や現代サッカーの構造的な問題にも言及した。

「北アイルランドや北マケドニア、あるいはボスニアのような相手との試合でも難しさがある。以前にも同じことはあった。だが今はクラブのシステムと代表が完全に分離してしまっている」

「リーグはほとんど連盟を顧みず、両者は連携していない。クラブへ戻れば足がよく動き、プレーも自然に出てくる。バレッラがあれほどのプレーを見せたのは久しぶりだったし、ディマルコはセリエAのアタッカー並みの数字を残している」

最後にアダーニは、選手たちが背負う精神的な重圧にも触れた。

「彼らは繊細で、感じ、気にかける選手たちだ。今回の敗戦で傷ついているし、その痛みは残り続けるだろう」

「だが、その脆さは、ピッチ上で何ものにも止められない大胆さとは対照的だ。多くの場合、我々はアズーリのユニフォームが持つ重みを感じてしまう」

クラブでは圧倒的なパフォーマンスを見せるインテル勢が、代表では結果を残せなかった背景には、戦術面だけでなく心理面、そしてイタリアサッカー全体の構造的課題も横たわっているようだ。

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