インテル、ユベントス、ナポリがCL敗退 イタリアサッカーは優位性を失ったのか

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問題はクラブレベルにとどまらない。代表チーム“アッズーリ”も危機に直面している。ワールドカップ4度優勝を誇る名門は、2018年大会出場を逃し、2022年も連続で不出場。EURO2020優勝の栄光を挟みながらも、安定感を欠く。

2026年大会に向けても予選プレーオフに回る展開となり、ノルウェーに次ぐ2位でグループを終えた。3月26日にはジェンナーロ・ガットゥーゾ体制のもと、ベルガモで北アイルランドと一発勝負の準決勝に臨む。勝てばウェールズかボスニアとの決定戦が待つ。

北米開催となる2026年大会は、1600万人とも言われるイタリア系コミュニティを抱える市場的にも重要な大会だ。その舞台に4度の世界王者が立てない事態となれば、損失は計り知れない。

皮肉なことに、現在セリエAの約半数のクラブが北米資本の出資を受けている。インテルはカナダ系ファンドの出資を受け、ACミランはレッドバード、ローマはフリードキン・グループの傘下にある。フィオレンティーナやヴェネツィアにも北米マネーが流入している。

資金は入った。しかし結果は比例していない。金だけでは買えないものがある。アイデンティティ、育成メソッド、文化としてのサッカーの土壌だ。

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