ユベントスは“被害者”ではない
この試合でもインテルは守備の弱点を露呈し、2失点を喫した。それでも勝利を手にした。多くの決定機を作り、苦しい展開でも3ポイントをもぎ取る。それが王者のメンタリティだ。
内容が完璧でなくとも勝つ。相手が好調でも勝つ。議論を呼ぶ状況下でも勝つ。それがスクデットを引き寄せるチームの姿である。
メディアが退場劇ばかりを強調することは、両チームにとって不公平だ。ユベントスの健闘を“被害者”という枠に押し込め、インテルの勝利を疑問符付きのものにしてしまう。
退場論争に埋もれてはならない名勝負
審判ミスはあった。だがそれは世界中のあらゆるリーグで毎週のように起きている。問題は、その一つの誤審が90分間の質の高いサッカーを覆い隠してしまうことだ。
5ゴール、激しい攻防、技術とインテンシティ。デルビー・ディターリアは本来の魅力を存分に示した。ユベントスは勝ち点差があっても諦めない姿勢を証明し、インテルは不完全な内容でも勝ち切る強さを見せた。
退場の記憶はやがて薄れるだろう。しかし、この試合のクオリティと両チームの才能は記憶に残るべきだ。
語られるべきは“赤紙”ではなく、“un fantastico derby d’Italia”である。



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