退場劇の陰で見落とされた真実 デルビー・ディターリアの本当の価値

インテル

Sempre Inter

“赤紙だけが物語ではない” 5ゴールの激闘が示した両雄の実力

サン・ヴァレンティーノに行われたインテル対ユベントスは、本来ならハイレベルな攻防とエンターテインメント性が見出しを飾るべき一戦だった。しかし試合後の議論は、ユベントスDFカルルに提示された退場処分という一点に集中している。

確かに判定は誤りだった可能性が高く、試合に影響を与えたことも否定できない。それでも、この一場面に固執するあまり、本当に語られるべき内容が置き去りにされている。

両チームは質の高い攻撃的サッカーを披露した。いわゆる“カテナチオ”の守備戦でも、戦術偏重の退屈な試合でもない。オープンで、スピーディーで、リスクを恐れない姿勢が90分間続いた。

インテル3-2ユベントス 本当の物語

首位を走るインテルに対し、勝ち点15差で追うユベントス。それでもスパレッティ率いるユベントスは臆することなく勝利を目指した。1人少なくなった後も勇気を失わず、インテル守備陣の脆さを突いて2得点を奪ってみせた。

大差をつけられているチームが引き分け狙いで引きこもることもできたはずだ。しかしユベントスは前に出た。その姿勢は評価されるべきだ。

一方で、インテルが首位に立ち、2位ミランに8ポイント差をつけている現実も無視できない。この独走は偶然でも、審判の恩恵でもない。継続性と勝者の冷酷さが築き上げたものだ。

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