2位はナポリ。コンテ体制下で迎えた直近2回の夏の移籍市場が、財務面に大きく影響している。同クラブが採用する逓減償却方式では、契約初期の2年間に高いコストが計上されるため、高額補強が戦力コストを押し上げる要因となっている。ただし、翌年以降は償却額が下がり、一定の相殺効果も生まれる。
なお、この逓減償却を考慮しない試算では、ナポリの戦力コストは今回の順位より低くなるものの、それでも2億ユーロを大きく超え、リーグ上位に位置するという。
3位はインテルで、戦力コストは1億9600万ユーロ。僅差でミランを上回った。オークツリー傘下のインテルは、償却費ではリーグ6位にとどまる一方、給与総額では純額1億4100万ユーロとトップに立っている。
一方のミランは表彰台圏外となった。インテルとは対照的に、償却費と給与のバランスが取れた構造が特徴で、保守的な賃金政策を採る一方、近年の移籍市場では選手登録権への投資を重ねてきた。9月時点ではミランがインテルを上回ると予測されていたが、最新の決算情報を反映したことで順位が修正された。
数値を並べると、コンテの主張は感情論ではなく、一定の現実に裏付けられていることが分かる。ナポリが安定して頂点を争う存在となるためには、この投資規模の差をいかに埋めるかが今後の大きな課題となりそうだ。




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