ブラジルメディアの報道を皮切りに、ファブリツィオ・ロマーノも伝えたところによると、チアゴ・シウバはフルミネンセを即時退団する決断を下した。これによりフリー移籍での獲得が可能となる。2026年ワールドカップを見据え、トップレベルのリーグでプレーするためイタリア復帰を望んでおり、家族との距離を縮めたい意向も背景にある。
戦術面でも、チアゴ・シウバはミランの要求を満たす存在だ。3バックでは中央・外側のいずれもこなし、4バックでも左右どちらのセンターバックとしても高い水準でプレーできる。この万能性こそが、彼を同世代屈指の完成度を誇るディフェンダーたらしめてきた理由である。
キャリアを見れば、その評価に疑いの余地はない。ミラン、パリ・サンジェルマン、チェルシーで数々のタイトルを獲得し、欧州の最高峰で長年戦ってきた経験は、自然と彼をリーダーへと押し上げてきた。
ミランにとってチアゴ・シウバは、単なる戦力以上の存在になり得る。日々のトレーニングから基準を示し、守備陣を導く“灯台”のような役割だ。41歳となった今も、誰よりも早く現場に入り、最後まで残る姿勢は、ルカ・モドリッチと通じるプロフェッショナリズムを感じさせる。
そして見逃せないのが、彼がすでにミランを知っている点だ。2009年から2012年まで在籍した経験があり、環境への適応に問題はない。アッレグリとも面識が深く、再合流への障壁は極めて低い。経験、統率力、戦術的柔軟性を兼ね備えたチアゴ・シウバは、今のミランにとって理想的な補強候補と言える。



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