（画像：GettyImages）
Football Italia
コープマイネルスを3バックに起用 スパレッティ流の大胆な布陣変更
就任からわずか1回のトレーニングで臨んだクレモネーゼ戦。ルチアーノ・スパレッティ新監督は、早くもユベントスの戦術に独自の色を加えた。
試合前のグラフィックでは4-3-3の並びが示されていたが、実際には3-5-2、あるいは3-4-3に近い流動的な形を採用。中でも驚きだったのは、テウン・コープマイネルスをセンターバックの一角に置いた点だ。
AZアルクマール時代から複数ポジションをこなしてきた万能型ミッドフィルダーだが、スパレッティはこの試合で彼を左CBに配置。攻撃時には一列前に押し上げ、守備時には素早く最終ラインへ戻る可変的な役割を担わせた。
“リレーショニズム”を体現 固定概念を崩す流動的サッカー
スパレッティの戦術は、いわゆる“リレーショニズム（関係性フットボール）”に近いアプローチを見せた。
これは、フォーメーションの形よりも選手同士の距離感や連動性を重視する哲学であり、動的なポジションチェンジがその核にある。
ウェストン・マッケニーはより高い位置でプレーし、時にサイドに流れて味方のスペースを作るなど、従来よりも自由な役割を与えられた。
ロイス・オペンダも表面的には2トップの一角だが、味方がチャンネルを突く際には外に開き、守備では最前線から積極的にプレスをかける。
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