1カ月で「通常の6カ月分」の練習
代表合宿では、午前中から映像分析、ジム、ピッチでの練習を行い、午後にもトレーニングを実施。夕食前には再び映像分析を行う日々が続いた。
「1カ月で、通常ならクラブチームが6カ月かけて行うような量の仕事をしました。ピッチ上にもそれが表れていました。まるでクラブチームのように一緒にプレーしていました」
ドイツ戦では負傷しても交代せず
その象徴ともいえるのが、EURO2016準々決勝のドイツ戦だった。
ストゥラーロは試合開始からわずか3分で膝の内側側副靱帯を負傷。走ったり方向転換したりするたびに膝が開く感覚があったという。
ハーフタイムに診察を受けた際には、膝の不安定さから前十字靱帯損傷も疑われた。しかしコンテ監督はストゥラーロに「君は出ない」と告げ、医療スタッフに処置を指示。ストゥラーロはテーピングと注射による処置を受け、再びピッチへ戻った。
その後も延長戦までプレーしたが、ふくらはぎや太ももにけいれんを抱えながらの出場だった。
「少しでも監督やチームに恩返ししたかった。自分の性格もありましたし、最後まで戦いました」
無理を重ねて慢性化した腱の問題
しかし、この無理が後のキャリアに大きな影響を及ぼした。
負傷を抱えたままプレーを続けたことで腱に炎症が起こり、やがて慢性的な腱障害へと発展。ユベントス退団を考える頃には状態が悪化していた。
プレミアリーグなどからオファーを受けながらも、身体の状態が原因で話が流れ、最終的にはスポルティングCPへレンタル移籍。しかし現地でのメディカルチェックでは大きな問題が見つからず、移籍後もユベントスを通じて治療を続けることになった。
最終的には手術を受けることになり、ストゥラーロはスポルティングでほとんどプレーすることなくレンタル期間を終えた。
管理人のひと言
ストゥラーロの話を聞くと、当時のユベントスが持っていた競争の激しさと、選手たちの覚悟が伝わってきます。特にドイツ戦のエピソードは壮絶ですね。



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