合法的なブックメーカーも胸スポンサーは禁止
今回の問題で重要なのは、規制対象が無許可の事業者だけではないことだ。
イタリアの尊厳令では、ADMから正式な認可を受けた合法的な賭博事業者であっても、セリエAクラブのユニフォームに直接スポンサーとして入ることは認められていない。
そのため、イタリアのクラブでは「インフォテインメント」と呼ばれる手法が広がっている。
インテルの胸スポンサーである「Betsson.sport」は、賭博事業者Betssonのコンテンツ部門。パルマは「AdmiralBet.news」、レッチェは「BetItalyPay」と提携している。
これらのブランドはオッズや賭博を直接宣伝するのではなく、試合情報やハイライトなどを提供することで規制の対象外となる形を取っている。
一方、ポリマーケットは自らを「賭博ではない」と再定義することで規制を回避しようとしたものの、今回の判断によってその方法は認められなかった。
セリエAは年間1億ユーロ以上の損失を主張
セリエAは2025年以降、尊厳令の見直しを求めている。ギャンブル広告の禁止によって、リーグ全体で年間1億ユーロ以上のスポンサー収入を失っていると主張しており、イタリア上院では「賭博収益の1%をスポーツに配分する」新制度も議論されている。
ただし、2026年8月時点でもスポンサー規制は維持されている。
今回の契約終了に伴い、ラツィオが直ちに大きな経済的損失を被るわけではない。両者の合意では、ポリマーケットが2026-27シーズン分として契約上定められた金額を全額支払うことになっており、約950万ユーロと報じられている。
管理人のひと言
2200万ユーロ超という大型契約が数カ月で終了するのは衝撃的ですが、ラツィオにとっては今季分の約950万ユーロが支払われる点は救いですね。
今回の件は、単なる一企業とクラブの契約問題ではなく、セリエA全体のスポンサー戦略に関わる問題だと思います。年間1億ユーロ以上の収入を失っているという主張もあるだけに、今後イタリアの規制がどう変わるのか気になるところです。



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