レオンにとっても今季は特異なシーズンだ。従来の左ウイングではなく中央寄りの役割を担いながら、リーグ戦7得点を挙げている。コンディションが万全ではない中での数字であり、完全復調すればさらなる上積みも期待できる。
アッレグリは依然として“プリシック+レオン”を軸に据える考えだ。両者が継続的に共演できれば、攻撃はもう一段階ギアを上げられるとの見方がある。
エンクンクは最も不透明な立場にある。約4000万ユーロで加入したが、序盤は低調で冬の放出説も浮上した。ただしクリスマス以降はセリエAで5得点(63分に1得点ペース)と復調。雑音を結果で封じつつある。
フェネルバフチェ、ローマ、ナポリ、アトレティコ・マドリードへの売却打診報道もあり、本人が不快感を抱いたとも伝えられる。夏までにさらに数字を伸ばせれば、“売却候補”から“中心選手”へと評価を覆す可能性もある。
フュルクルクの立場は明確だ。買い取りオプション付きレンタルで加入し、完全移籍には500万ユーロが必要。残り15試合でクラブに投資価値を示す必要がある。
33歳のドイツ代表はベンチから流れを変える役割で一定の存在感を発揮。チャンピオンズリーグや代表経験もあり、ジルーやジェコの例が示すように、セリエAにおける“古典的CF”の価値は依然として高い。
ヒメネスは負傷と手術を経て復帰途上にある。月末に練習復帰、3月中の実戦復帰が見込まれるが、アッレグリの戦術に適合していないとの見方も根強い。3200万ユーロの投資額を考えれば、残留には強烈なアピールが不可欠だ。
最終盤15試合は、単なる順位争いではない。ミラン攻撃陣の序列、さらには来季の構想そのものを決定づける戦いとなる。飽和状態に向かう前線で、生き残るのは誰か。答えはピッチの上で示される。



コメント