Football Italia
EURO2020の栄光は「例外」だったのか
ロベルト・マンチーニが2018年ワールドカップ出場失敗後にイタリア代表監督へ就任した際、多くの人はジャンピエロ・ヴェントゥーラ体制の失敗を一時的なものと考えていた。そしてマンチーニは就任から3年でEURO2020制覇へチームを導き、イタリア代表は本来の姿を取り戻したように見えた。
しかし、現在の状況は当時とは大きく異なる。イタリアはマンチーニ政権下でもワールドカップ出場を逃し、3大会連続で本大会に届いていない。もはやウェンブリーでのEURO2020優勝こそが「例外」だったと考えるべき状況になっている。
イタリア代表はマンチーニ不在の間に変わった
2018年当時の代表が大きなショックを受けていたのに対し、2026年のイタリア代表はさらに深刻な状況にある。過去に成功した指揮官を呼び戻せば再び強くなれると考えること自体が、大きなリスクになっている。
ベルギー戦に対する期待値は決して高くなかった。それでも、ローマで行われた一戦では、問題がすぐに解決されないとしても、少なくとも前進の兆しは見せてほしかった。
ファンからはジョバンニ・ディ・ロレンツォら従来のメンバーに批判が集まった。しかし、本当の問題は選手だけではない。ベルギー戦で見えたのは、過去と変わらない戦い方だった。
現代のセリエAと代表チームに大きなギャップ
今季のセリエAでは開幕50試合で0-0が一度もなく、フロジノーネやカリアリのような下位クラブまで積極的かつ攻撃的なスタイルを採用している。高いテンポでプレッシャーをかけ、マンツーマンでボールを奪いに行くチームが増えている。
ところが、現在のイタリア代表にはそうした現代的なセリエAの特徴がほとんど反映されていない。
攻撃を組み立てても展開は予測しやすく、ベルギーに許した2失点はいずれも中盤でのパスミスから始まったカウンターによるものだった。
現代サッカーでは、ボールを失った直後に素早く奪い返し、複数の選手が一気に前へ出ていくトランジションが重要になっている。だが、この日のイタリアは動きが遅く、何を狙っているのかも明確ではなかった。



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