Sempre Milan
エンクンク獲得で決着した昨夏の補強
ミランは昨シーズン、得点力不足に悩まされ、多くのファンが夏のストライカー補強の失敗を原因の一つに挙げていた。
クラブは欧州各国の多くのFWと結び付けられたが、最終的に昨年8月末に獲得したのはチェルシーのクリストファー・エンクンクだった。移籍金はボーナス込みで約4200万ユーロと報じられている。
しかしエンクンクは、それまで噂されていた典型的なセンターフォワードとは異なるタイプだった。アッレグリはポストプレーができる伝統的な9番タイプを望んでいたとも伝えられていた。
そこで今回は、ミランが獲得を検討しながら実現しなかったFWたちのその後を振り返る。
ヴラホヴィッチとホイルンドの現在地
アッレグリ就任後、最も強く結び付けられた一人がドゥシャン・ヴラホヴィッチだった。
ユベントスはライバルクラブへの売却に消極的で、さらに高額年俸も障壁となったが、アッレグリとの関係性から候補に挙がり続けた。
ただ、ヴラホヴィッチはふくらはぎの重傷で長期離脱。セリエA7得点、チャンピオンズリーグ3得点を記録したものの、もしミランが大型投資をしていたなら期待外れと評価された可能性が高い。
一方、マンチェスター・ユナイテッドからの退団が噂されていたラスムス・ホイルンドも有力候補だった。
しかし買い取り義務を巡る条件面で交渉は破談。その後ナポリへ加入したデンマーク代表FWは公式戦44試合で16ゴールを記録した。
数字だけを見れば悪くないが、5000万ユーロ規模の投資に見合った活躍だったかについては議論の余地がある。
ボニフェイスとケアンは期待外れに
ビクター・ボニフェイスは昨年8月、ミラン加入目前まで迫った。
しかしメディカルチェックで懸念事項が見つかり、クラブは追加検査を要求。その結果、移籍は白紙となった。
その後ヴェルダー・ブレーメンへレンタル移籍したボニフェイスだったが、軟骨の問題やコンディション不良に苦しみ、11試合無得点という結果に終わった。
モイーズ・ケアンもアッレグリとの再会候補として名前が挙がった。
フィオレンティーナで活躍した実績はあったものの、今季はリーグ戦9ゴールにとどまり、期待されたほどのインパクトは残せなかった。
レテギとハーダーはどうなった?
マテオ・レテギもミランが本格的に調査したストライカーの一人だった。
イグリ・ターレは3500万〜4000万ユーロ規模で獲得を模索したが、アタランタは応じず、最終的にサウジアラビア移籍が実現した。
レテギは現在まで31試合で19ゴールを記録しており、数字だけを見れば十分な結果を残している。
また、8月終盤にはコンラッド・ハーダーの獲得も目前まで進んだ。
メディカルチェックの日程まで組まれたものの、スポルティングCP側の事情で交渉が停滞し、そのまま破談。最終的にRBライプツィヒへ移籍した。
しかしドイツでの初年度は37試合4ゴールと苦戦しており、ミラン加入が実現していたとしても大きな成功を収めたとは考えにくい。



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