Football Italia
躍進コモを支える指揮官の哲学
コモをチャンピオンズリーグ出場へ導いたセスク・ファブレガス監督が、自身の選手選考基準やセリエAの難しさについて語った。
アーセナル、バルセロナ、チェルシー、モナコでプレーした経験を持つ同監督は、コモで指導者としても成功を収めている。セリエBからわずか2年で欧州最高峰の舞台へ到達した背景には、クラブの投資やデータ分析だけではない独自の考え方があるようだ。
選手を見る前に人間を見る
ファブレガス監督は『ジ・アスレティック』のインタビューで、補強の際に最も重視するポイントについて明かした。
「最初に見るのは人間性だ。選手と初めて会う時、私はサッカーの話をしない。まずは彼らの人生について聞く」
「どんなメンタリティーを持っているのかを知りたいし、クラブの文化や我々の考え方を理解してもらいたい。選手本人だけでなく家族も重要な存在だ」
さらに、データ分析が発達した現代サッカーにおいても、監督と選手の信頼関係は数字では測れない価値だと強調した。
「監督が心から信頼している選手と、データだけを見て獲得した選手では結果が違ってくる」
監督抜きの補強に疑問
また、近年のクラブ運営にも持論を展開している。
「監督に相談せず選手を獲得するクラブがあることが理解できない」
「その選手を起用し、成長させるのは監督だ。だからこそ監督自身が選手を分析し、直接話をする必要がある」
コモではスポーツ面で大きな裁量を与えられており、それが自身にとって重要な要素になっているようだ。
セリエAは“サッカーの大学”
ファブレガス監督は、セリエAでの日々が指導者として大きな学びになっているとも語った。
「セリエAは監督にとってサッカーの大学だ」
今季の戦いを通じて、対戦相手がコモ対策を次々に用意してくることを実感したという。



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