“常識外れの請負人”スパレッティはユベントスを再び頂点へ導けるか

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過去は変革、求められるのは義務。トリノで問われる真価

アントニオ・コンテやアッレグリが、現代セリエAにおける名将論の中心にいる一方で、ルチアーノ・スパレッティの名は同列に語られることが少ない。彼のキャリアが王朝の維持ではなく、常に「想定外の成果」を積み重ねてきた歴史で彩られているからだ。

今季ユベントスを率いるスパレッティの契約は今夏で満了を迎える。求められているのは契約延長に値する仕事を示すことだけではない。「期待を超える」指揮官が、「期待に応える」ことができるのか。その証明だ。

エンポリではセリエA在籍わずか2年のクラブを5年以内にトップリーグへ導き、ウディネーゼではクラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権をもたらした。ローマでは2007年、2008年とコッパ・イタリアを連覇し、スクデット争いも演じた。2018年にはインテルを7年ぶりにCLへ復帰させている。いずれも低迷や停滞の只中にあったクラブに入り、目に見える変化を残してきた。

その集大成がナポリでのスクデット獲得だ。33年ぶりのリーグ制覇という偉業を成し遂げたが、直後の退任によって「驚きの成功を持続できるのか」という疑問は残された。そして今、ユベントスでその答えを示す機会を得ている。

ユベントスにおいて国内タイトルは目標ではなく義務だ。スパレッティが引き継いだ時、チームは7位に沈んでいた。2020年まで続いた9連覇からは遠く離れた位置だった。しかし現在、ユベントスはトップ4圏内に浮上し、チャンピオンズリーグのプレーオフ進出も決定。欧州の舞台では直近5試合無敗を維持している。

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