ラツィオのハイプレスにはムサ
アモリム監督がモドリッチに代えて23歳のムサを投入したのは、ラツィオの激しいプレッシングに対応するためだった。
指揮官は、ムサの方がラツィオのマンツーマン気味のハイプレスに対応でき、中盤により多くの運動量とスピードをもたらせると判断した。
一方で、モドリッチの能力が必要ないという意味ではない。
深く守ってブロックを形成するチームに対しては、世界最高峰の技術と正確なパスを持つモドリッチが相手守備を崩す存在として適している。
反対に、ラツィオのように前から激しくプレッシャーをかけてくるチームには、ムサのようなタイプがより適しているという考え方だ。
アモリム「走る試合になればモドリッチにチャンスはない」
試合後、アモリム監督はモドリッチを交代させた理由を明確に説明した。
「試合で快適にプレーするためには、ボールを非常にうまく扱わなければなりません。試合中にボールを何度も失って主導権が入れ替わるような展開なら、それはルカ向きの試合ではありません」
さらに後半はムサを投入して中盤にスピードを加えたと説明。
「後半はムサを入れて、少し中盤にスピードが必要だと判断しました。ルカはセンターバックの近くまで下がっていました。その結果、最初のプレーを始める選手が4人になり、ライン間のスペースも少なくなっていました」
モドリッチを活かすには「試合を支配すること」
アモリム監督は、モドリッチとプレーすること自体に問題はないと強調している。
「ルカと一緒にプレーできることは、これまでの試合で証明しています。ただ、試合をコントロールし、ボールを保持しなければなりません。試合を走り合うような展開にしてしまえば、彼にチャンスはありません」
今回の交代は、モドリッチの衰えを意味するものではなく、相手の戦術に合わせた判断だったと言える。ミランにとって今後は、相手の守備ブロックやプレッシングの強度に応じて、モドリッチとムサを使い分けることが重要になりそうだ。
管理人のひと言
モドリッチを前半だけで下げるのは大胆な決断ですが、ラツィオ戦の展開を考えれば納得できます。41歳のモドリッチに「走り合う試合」をさせるより、ボールを保持して試合をコントロールする展開に持ち込む方が明らかに能力を活かせます。
アモリム監督が相手によってモドリッチとムサを使い分けられるなら、これはミランにとって大きな武器になると思います。



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