ミランの“負傷地獄”に終止符 数字が示すメディカル改善の成果

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まず前提として、今季は欧州大会がないため日程の過密さが大きく緩和されている点は見逃せない。近年のサッカー界では試合過多が負傷増加の主要因とされており、この影響は小さくない。

さらに、今季の登録メンバーは23人で、昨季の26人より少ない。理論上は負傷者が出た際の影響はより大きくなりやすい状況にある。

それでも数字は改善を示している。

今季リーグ戦で記録された負傷件数は23件。このうち筋肉系のトラブルは13件で、負傷者は17人、総欠場試合数は78試合となっている。

一方、昨季同時期のリーグ戦では負傷件数が34件に達し、そのうち22件が筋肉系。負傷者は19人で、欠場試合数は129試合に上った。カップ戦を含めると181試合まで膨れ上がる。

昨季は7か月間で計51試合を消化しており、過密日程が深刻な影響を及ぼしていたことがうかがえる。

長期離脱者の顔ぶれを見ても、その差は明白だ。

昨季はアレッサンドロ・フロレンツィが7か月、マルコ・スポルティエッロが3か月、イスマエル・ベナセルが3か月半、ルカ・ヨヴィッチが3か月、ノア・オカフォールが1か月、ルベン・ロフタス=チークが2か月、エメルソン・ロイヤルが3か月半の離脱を強いられた。

今季もトッリアーニ、ラファエル・レオン、ヤシャリ、アドリアン・ラビオ、ヒメネス、そしてロフタス=チークといった長期離脱者は出ている。

また、レオンとクリスティアン・プリシッチが痛みを抱えながら複数試合に出場していた点も、コンディション面の難しさを物語っている。

それでも全体の数字が大きく改善していることは、ミランにとって来季以降へ向けた大きな好材料と言えそうだ。メディカル体制の立て直しが、チーム再建の重要な土台となりつつある。

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